ゼロから始めるパン作り入門
こんな世の中である。(あらゆる場面に使える最強の導入)
自分も例に漏れず在宅の時間が増えたので、趣味と実益を兼ねてパン作りを始めたらこれがなかなか楽しい。写真をTwitterに上げたりしているがこれもまたいい感じの反応が来る。今回いろんなレシピサイトを参考にしつつアレンジした、自分が実践しているパンのレシピを紹介してみる。結構簡単なものよパン作るの
設備投資
一人暮らしだと調理器具が少ない場合も多い。そんな人がパンを作るにあたって、まず最低限買い揃えて欲しい設備・道具がこれだ。
- オーブン機能付きレンジ
温度と時間が指定できるタイプのオーブン。結構な値段がするがこれは必要。電子レンジやトースターだと作れない。
「シリコン製スクレイパー」とは要するにヘラだが、シリコン製だとベタベタした生地の取り扱いが楽で便利。
消費材
- ラップ
- クッキングシート
材料
- 強力粉 140g
- 薄力粉 60g
- 塩 4g
- 砂糖 4g
- ドライイースト 2g
- 湯 140ml
ここに書いたのはフランスパンの材料となる。材料の種類が少なく(食パンだとバターやミルクが必要)専用の型もいらないフランスパンは手作りにおすすめ。
なお開封後のドライイーストは冷凍庫で保管すること。そうでないとイースト菌が保管中に活動してしまい、活力を失っていく。
レシピ
生地作り 〜 一次発酵
強力粉・薄力粉・塩・砂糖・ドライイーストを計量して1つのボウルに入れる。
レシピによってはイーストをお湯で溶かしておくなどの小細工をする場合があるが、必要ない。
ここに40℃ぐらいのお湯を入れる。水道の蛇口からお湯を出せばいい。そしてスクレイパーで混ぜる。
5分ぐらい混ぜると、こんな感じで粉っぽい部分が無くなり全体がまとまる。
この状態でラップをかけ「一次発酵」する。常温なら1時間(室温が低ければもっと長く)、冷蔵庫に入れるなら6時間以上放置。発酵したものがこちら。
生地が膨らんでいるのが分かると思う。
整形 〜 二次発酵
続いて整形に入る。まな板に打ち粉(薄力粉でいい。強力粉はもったいない)を撒き、
生地をボウルから取り出す。麺棒でこのくらいまで伸ばす。あまり捏ねなくていい。
伸びたら丸めていく。円筒形になったところで、生地の端の部分をつまんではがれないようにくっつけておく。
端から端までくっつけたら、広げたクッキングシートに生地を移す。軽く手で転がして形を整える。
ここで「二次発酵」に入るが、その際「布どり」という作業が必要になる。これは本来生地を布に包み、ぶら下げた状態で発酵させることでパンの焼き上がりの形を良くするための作業であるが、家で作る分にはとりあえずこれでいい。
クッキングシートの外側からラップの箱と重し(今回は小麦粉の袋)で挟む。この状態で20分(室温が低ければもっと長時間)放置。多少過ぎてもいい。
焼き上げ
20分経過したらオーブンの予熱を始める。250℃・20分で設定。予熱が完了する少し前にパンの記事に最後の仕上げを行う。
これぐらいまで膨らむので、左右の重しを外して天板に乗せ、包丁でフランスパンっぽい切れ込みを入れる(クーペという)。レシピによっては霧吹きで水をかけると書いてあるが、やらなくてもとりあえずできる。
オーブンの予熱が完了したら、天板ごと生地をオーブンに入れてスイッチオン。あとは待つだけだ。
焼きたてパンのうまさは別格だ。皆さんも楽しめますように。よい手作りパンライフを!